++早蕨の残映++
光を掴むための重圧 川に注がれる生命線
それで何もかもが上手くいくとは限らない
全てを手に入れての圧力 傷に染み込んだ消毒液
それは知りたくない壁越しの裏 見透かした
まだ何もしていない それどころか
その白い部屋は散らかったまま 埃だけを積もらした
時間がない 憧れているだけの暇なんかない
分かっていても その背後にある終演が怖かった
「焦らずいこうよ」と文字だけで励ましてくれているのに
それに応じないまま 心は一人で先走りして知らない場所の創造主になろうとしている
ダーティーな世界 誰のためでもない
それでも消せずにいたんだ それを
カーテンを閉めきって 布団に潜る
楽になれるはずは なかった
No,543 2006.11.17
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